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無償減資の会計処理について

お世話になります。
資本金40,000千円、利益剰余金△20,000千円の非上場会社です。
資本金を31,000千円減資し、9,000千円とした場合、資産の部は資本金9,000千円、資本剰余金31,000千円、利益剰余金△20,000千円でいいですか?
繰越欠損はそのまま残したいと考えております。
よろしくお願いいたします。

  • 節税
  • 投稿日:2024/04/14
  • 回答件数:1

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税理士・会計事務所からの回答

  • 無償減資の仕訳は次の通りです。

    資本金31,000千円/その他資本剰余金31,000千円

    これにより次の変動が生じます。

    資本金40,000千円⇒9,000千円
    その他資本剰余金0→31,000千円

    繰越利益剰余金は欠損を補填していないため変動なし

    資本金等の科目が変わっただけであり、資本金等の額は40,000千円のままですので、
    均等割の減額効果はないことを念のためお伝えいたします。

    回答日:2024-04-15

    • 質問者からの返信

      ありがとうございます。
      均等割りの減税効果と繰欠を残す方法を検討しています。
      いい方法はありませんか?

      返信日:2024-04-15

    • 税理士・会計事務所からの返信

      資本金をその資本剰余金に振り替えた後、その他資本剰余金を繰越利益剰余金の欠損補填に充てれば、均等割判定上、欠損補填額を資本金等から控除できる措置があります。

      貴社のケースで考えますと、利益剰余金はマイナス20,000千円ですので、欠損補填することで実質的な資本金等の額を20,000千円にできます。
      【40,000千円(資本金等)-20,000千円(欠損補填額)=20,000千円】

      https://www.zeiken.co.jp/news/183921.php

      なお、税務上の繰越欠損金とBSの繰越利益剰余金のマイナスは全く別の概念であるため、欠損補填をして繰越利益剰余金がのマイナスが消えても税務上の繰越欠損金が消滅することはございません。

      残った20,000千円については、10,000千円をその他資本剰余金を原資とする配当として株主に払い戻せば、資本金等を直接減額できます。

      https://www.ey.com/ja_jp/library/info-sensor/2017/info-sensor-2017-05-04

      詳しくは顧問の税理士や司法書士に確認されると良いかと思います。

      返信日:2024-04-15

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