商品を輸入で仕入れしたときの仕訳について

    輸入事業を行っています。商品を海外から購入し、代金を普通預金から支払いました。その後、輸入代行業者に代行手数料、輸入消費税(国税)、輸入消費税(地方消費税)、関税を普通預金から支払いました。その場合の仕訳はどのようになるか教えていただけますか?その場合、商工会議所で前に仕入高は一度買掛金にするように言われましたのでそのようにやっています。

    • 個人事業主の確定申告
    • 投稿日:2026/07/01
    • 回答件数:3件

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    税理士・会計事務所からの回答

    • 公認会計士税理士甲田拓也事務所プラチナ

      東京都新宿区西新宿1-26-2新宿野村ビル23階

      輸入仕入の場合、
      代金の支払日と仕入計上日が必ずしも一致しない点に注意が必要です。

      ■仕入計上時期について
      仕入は、原則として
      商品の引渡しを受けた日に計上します。
      そのため、海外へ先に代金を支払っていても、
      商品がまだ到着していない場合は、
      仕入ではなく「前渡金」などで処理します。

      【先に代金を支払った場合】
      前渡金 ××× / 普通預金 ×××

      【商品到着・引渡し時】
      仕入高 ××× / 前渡金 ×××

      商品到着後に代金の支払いを行う場合は、
      商工会議所で案内されたように、
      買掛金を使って処理をします。

      【商品到着・引渡し時】
      仕入高 ××× / 買掛金 ×××

      【代金支払時】
      買掛金 ××× / 普通預金 ×××

      なお、仕入計上時期については、
      会社で採用した基準(引渡基準・検収基準など)を継続して
      適用することが重要です。

      ■輸入代行業者へ支払った場合
      輸入代行業者への支払いは、
      内訳ごとに分けて処理します。

      【例】
      ・代行手数料
      支払手数料 ××× / 普通預金 ×××

      ・輸入消費税(国税・地方消費税)
      仮払消費税等 ××× / 普通預金 ×××

      ・関税
      仕入高 ××× / 普通預金 ×××
      ※関税は、商品の取得に必要な費用として、
      仕入高に含める処理が一般的です。

      ■まとめ
      ・仕入は支払日ではなく、商品の引渡し時に計上
      ・仕入計上基準は毎期継続して適用する
      ・輸入消費税は仮払消費税等、関税は仕入高に含めるのが一般的
      ・輸入取引は消費税区分が通常の国内取引と異なる場合がありますので、
      会計ソフトの税区分設定にもご注意ください。

      ※本回答は、一般的な前提に基づく参考意見を示したものであり、
      個別具体的な事情や事実関係によって結論が異なる場合があります。
      実際の申告・手続等を行う際は、
      必ず最寄りの税理士等の専門家へご相談・ご確認ください。

      *******************

      もし差し支えなければ、
      ベストアンサーにご選定いただけますと、
      大変励みになります!

      どうぞよろしくお願いいたします。

      回答日:2026-07-01

      • 相田会計事務所シルバー

        東京都文京区千石3-14-5パークハイム千石403

        消費税は本則課税でしょうか。であれば、国税と、地方税に消費税区分も分けておくのが簡便ですね。決算時でも構いませんが。

        回答日:2026-07-01

        • ふじみの会計事務所

          埼玉県ふじみ野市鶴ケ岡3-5-8

          基本の流れは既存のご回答のとおりです。そのうえで、輸入消費税を控除できる人と書類、関税・代行手数料の扱いについて補足します。

          ① 仕訳の例(買掛金を使う場合)
          【商品の到着時】
          仕入高 ××/買掛金 ××(税区分は対象外)
          【海外への代金支払時】
          買掛金 ××/普通預金 ××
          【輸入代行業者への支払時】
          仕入高(関税)××(対象外)
          仮払消費税等(輸入・国税分)××
          仮払消費税等(輸入・地方消費税分)××
          仕入高(代行手数料)××(請求書の区分に従う)
          /普通預金 ××

          ② 関税と代行手数料は仕入の金額に含めます
          個人事業者の商品の取得価額には、購入代価のほか、引取運賃・購入手数料・関税など購入のために要した費用を含めます(所得税法施行令103条1項1号)。
          代行手数料も商品を手に入れるための費用なので、仕入高に含めるのが原則です。年末に在庫が残る場合は、在庫の評価額にもこれらを含めます。

          ③ 輸入消費税を控除できるのは「輸入申告をした人」
          輸入消費税の仕入税額控除は、貨物を引き取った人、つまり輸入申告者が行います。代行業者が立て替えて納付していても、ご自身が輸入者(荷受人)として申告していれば、ご自身が控除します(国税庁 質疑応答事例「輸入取引に係る輸入手続を委託した場合の仕入税額控除の取扱いについて」)。
          逆に、代行業者の名義で輸入している場合は、ご自身では控除できません。

          ④ 輸入許可通知書を保存します
          控除には、税関から交付される輸入許可通知書などの保存が必要です(消費税法30条7項・9項5号)。国税分と地方消費税分の税額はこの書類に書かれた金額で計上し、仕入代金に10%を掛けて計算しないでください。輸入消費税の課税標準は、運賃・保険料込みの価格に関税を加えた額です(国税庁タックスアンサーNo.6563)。

          ⑤ 代行手数料の税区分
          輸入貨物の通関手続などの料金は、消費税が免税とされるものがあります(消費税法基本通達7-2-12)。請求書で課税・免税の区分を確認して入力してください。

          ※本回答は一般的な情報提供を目的としたものです。詳細な判断は管轄の税務署への確認や、税理士への個別相談をお願いいたします。

          回答日:2026-09-28

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