アプリ、ウェブサイトでの収入においての帳簿のつけかた
「やよいの白色申告オンライン」を使って、副業
(アプリやウェブサイトを利用して、収入が得られるようなもの)をした場合の、白色申告用の簡易的な帳簿をつける際に、疑問が湧いたので質問させていただきます。
質問①収益のタイミングについて。
サイト内等で収益化が決定してから売上が計上されるサイトについて。(ライブ配信等のプラットフォーム)
このようなサイトでの収益が確定し、
過去に出る予定だった(収益化前で不確定だった)収益も合算される場合、
①収益が確定した日(収益化申請が通り、サイト内から振込申請等ができるようになった日)
②サイトから銀行口座等に収益が振り込まれた日
③収益化確定により売上として確定した収益が発生する要因となった行動があった日(行動したその日は収益化の申請を出しておらず、収益として振り込みは出来ない、後から収益化の申請をすることで収益となった)
どの日付で帳簿をつけるべきでしょうか。
質問② プラットフォーム内で売上を預かるシステムの場合の帳簿
また、そのサイトでは売上が発生した場合、1度運営が売上を預かり、振込申請をする事で初めて売上が振り込まれるシステムなのですが、
こちらをやよいの白色申告の帳簿でつける際、
売掛金(私の認識では銀行に振り込まれる前の売上がそれにあたると思っています)の項目が無いことに気が付きました。
この場合
①預かられてる売上も、売上として計上する
②振り込まれた金額を売上として計上する
③その他、そもそもやよいの白色申告にも売掛金の項目がある
の、どちらでしょうか。
また、その場合の仕訳も出来れば知りたいです。
例 1000円の売上がウェブサイト内で出て、売上をサイトが一時的に預かり、その3日後に振込手数料451円で振りこんだ場合等
初心者知識故、間違いや勘違い等あればすみません。
- 投稿日:2024/04/09
- 回答件数:1件
税理士・会計事務所からの回答
- Gemstone税理士法人
東京都港区高輪3-25-22高輪カネオビル7階
質問① 収益のタイミングについて
基本的には、収益を計上するタイミングは「収益が確定した時点」で行うのが原則です。各選択肢について、以下の考え方があります。
①収益が確定した日(収益化申請が通った日)
このタイミングで、収益を得ることが確定しますので、原則的に収益の計上日はこの日と考えるべきです。会計基準的には、収益が確定した時点で売上を計上するのが一般的です。
②サイトから銀行口座等に収益が振り込まれた日
振り込み日を基準にする方法もありますが、一般的な会計基準では収益が確定したタイミングで計上するべきなので、振り込み日は収益計上の基準とはなりません。
③収益化確定により売上として確定した収益が発生する要因となった行動があった日
この日が重要となるのは、収益が未だ確定していない場合です。収益が確定していない時点では売上を計上せず、収益化が確定した日(①)を基準に売上を計上するのが適切です。
売上を帳簿に計上する日は、収益化の申請が通って収益が確定した日が最も適切です。
質問② プラットフォーム内で売上を預かるシステムの場合の帳簿
「やよいの白色申告」での処理については、以下の通りです。
売掛金が存在するかどうかについて
やよいの白色申告では、売掛金の概念は基本的には利用できないことが多いです。通常、簡易な簿記システムでは「現金主義」が採用されるため、入金時点で売上を計上します。
①預かられている売上も、売上として計上する
原則として、振込が行われた時点で収益を計上するのが一般的な処理です。預かり時点ではまだ手元にお金が届いていないため、売上を計上するのは振り込みが行われた日となります。
②振り込まれた金額を売上として計上する
この方法が最も一般的です。つまり、運営が売上を預かっている間は売上を計上せず、振込申請後に実際に振り込まれた金額を売上として計上します。
仕訳例:1000円の売上、振込手数料451円の場合
例えば、1000円の売上が発生し、振込手数料として451円が控除されて振り込まれた場合の仕訳は次のようになります。
売上が発生した時点
振り込み時の仕訳
振込手数料を差し引いた549円が振り込まれた場合
この方法により、売上と振込手数料を適切に処理することができます。
振込が行われた時点で売上を計上するのが適切です。回答日:2024-09-06