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仲介手数料、司法書士報酬、融資事務手数料の仕訳について

法人の確定申告をしようとしている者です。不動産を購入する際に不随する費用の代表的なものとして仲介手数料、司法書士報酬、融資事務手数料などがあると思います。仲介手数料については最初から土地と建物の比率に応じて按分して土地・建物に組み込んで仕訳することが通例になっているような気がしますが、司法書士報酬や融資事務手数料については費用(支払手数料)として仕訳することが一般的だと聞きました。会計上はそれでもよいかも知れませんが、税務上はこれらは三つとも「資産」として計上するのが必須であり「費用」としては認められないと認識しています。したがって結局確定申告時に税務調整する手間が発生してしまいます。そこで会計と税務のルールを同期させておけば楽だと思い、弥生会計上で仲介手数料、司法書士報酬、融資事務手数料を最初から土地・建物比率で按分して資産計上しようと考えているのですが、何か勘違いしている箇所はありますでしょうか。もし私の考えに誤りがない場合、なぜ費用として仕訳することが一般的なのか(何かメリットがあるのか)教えて頂けると幸いです。

  • 法人決算・申告
  • 投稿日:2025/12/05
  • 回答件数:1

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税理士・会計事務所からの回答

  • 相田会計事務所シルバー

    東京都文京区千石3-14-5パークハイム千石403

    ベストアンサー
    ベストアンサー

    付随費用は原則として取得原価に含めます。
    ただ、取得価額に含めないことができる付随費用としていくつか通達で容認されているものがあります。

    1 次のような租税公課等
    (1) 不動産取得税または自動車取得税
    (2) 新増設に係る事業所税
    (3) 登録免許税その他登記または登録のために要する費用

    他、取得原価にするにも、決算修正仕訳で見直したほうが、後で、振り返りやすいかもしれまえんね。取得時に按分するというのでも、いずれでも変わりませんが。

    回答日:2025-12-06

    • 質問者からの返信

      ご回答ありがとうございます! こちら、続けてご質問してもよろしいでしょうか。

      ご回答頂いた通り、登録免許税と不動産取得税については(法人である場合は)費用として計上するか資産として計上するかは選択可の認識です。まとめると、税務上のルールは以下のようになるかと思います。
      (1) 仲介手数料→資産計上は「義務」。
      (2) 司法書士報酬→資産計上は「義務」。
      (3) 融資事務手数料→資産計上は「義務」。
      (4) 登録免許税→資産計上か費用計上かは「選択可」。
      (5) 不動産取得税→資産計上か費用計上かは「選択可」。

      そこで私の会社では義務である(1)~(3)は最初から会計上も資産に計上し、選択可である(4)と(5)については費用に計上するルールにしようと思います。

      ここからは資産計上のやり方についての質問になります。最初からこれら(1)~(3)の金額を土地・建物の比率に按分して組み込んでしまうと、元々土地と建物がいくらだったのか、また(1)~(3)がいくらだったのかという生の情報が失われてしまい後から振り返ることが出来ません。不動産が副業の会社であればそれでもよいかも知れませんが、不動産購入がメインビジネスの私にとっては投資の分析が出来ず、結局外部で管理する必要が出てきます。会計、税務、投資分析の3つの要件を一箇所で満たすには、最初から按分して組み込むのではなく一旦取引日に(1)~(3)を支払手数料として計上し、決算整理にて資産に振り替えれば仕訳帳や総勘定元帳にログも残るので最善のアプローチだと思います。

      このような二段階方式は一般的ではないと聞きました。極力この方式でやりたいと思っているのですが、何かデメリットはありますでしょうか(仕訳が二つになる手間以外で)。税理士業界や大企業でも最初から按分する方式が標準なのでしょうか。

      返信日:2025-12-06

    • 税理士・会計事務所からの返信

      固定資産台帳には付随費用を含めて、個別の土地、建物一つ一つが載ります。付随費用は3%程度等大まかには把握できるのかもしれませんね。

      決算整理で残すのも後で振り返りやすいですし。デメリットは特にありません。
      税務上有利不利がないので、話題にもなりません。

      返信日:2025-12-06

    • 質問者からの返信

      最初から資産計上しようと二段階で計上しようと同じことなのでどちらでもよいということですね。それでは私は記録を残すため二段階方式でやろうと思います。とても参考になりました、ご回答有難うございました!

      返信日:2025-12-06

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