- ベストアンサーあり
仕事用の口座とプライベート用の口座を今から分けてもよいか、その際に必要な手続きについて
個人事業主として細々とやってきていたため、これまで事業用とプライベート用で口座を分けていませんでした。
何かあった時のために今後は口座を分けたいと思っています。
途中から口座を分けてもいいのか、新年度を機に変更した方が良いのか、また分ける際にしなければならない手続き(税務署への届け出や帳簿の整理方法など)があるのか知りたいです。
よろしくお願いいたします。
- 投稿日:2025/08/21
- 回答件数:2件
税理士・会計事務所からの回答
ご相談ありがとうございます。
「途中から口座を分けてもよいか」「手続きが必要か」というご質問について整理しますね。
1. 途中から口座を分けてもよいか
結論から言うと、途中からでも問題ありません。
法律上「事業用口座を必ず作らなければならない」という義務はなく、税務署からも「専用口座を使ってください」と指示されるわけではありません。
ただし、実務的には以下のメリットがあります。
事業とプライベートの入出金を分けることで、帳簿付けや確定申告が楽になる
税務調査が入った際に「事業の取引が明確」として信頼度が上がる
キャッシュフローを事業用と生活用で管理しやすくなる
2. 新年度を待つ必要はあるか
今すぐ分けても構いません。年度途中からでも問題なしです。
帳簿上は「〇月〇日以降、事業用口座として使用開始」と記録しておけば十分です。
新年度から分ける方がスッキリはしますが、実務的にはいつからでも大丈夫です。
3. 必要な手続き
口座を分けること自体に、税務署等への届け出は不要です。
必要なのは帳簿付けの整理方法だけです。
(1)帳簿上の取扱い
新しい口座を「事業用」として帳簿に追加する
プライベート用口座に残っている事業資金を事業用口座に移す場合は、
→ 「事業主借」または「事業主貸」で仕訳する
以降の事業取引は原則すべて事業用口座で処理する
(2)会計ソフトでの設定
使用している会計ソフトに新口座を登録
事業用・プライベート用を分けて管理できるようにする
(3)過去の取引
過去のプライベート口座からの事業入出金はそのままで問題ありません。
過去分を無理に振替する必要はなく、新しい口座以降で区別を徹底すればOKです。
4. 注意点
クレジットカードも可能であれば事業用を分けるとさらに明確になります
税務調査対応の観点からは「プライベートの生活費入出金」が混ざらない口座にしておくと安心です。
【まとめ】
途中から分けてもOK(新年度まで待たなくても大丈夫)
税務署等への届け出は不要
帳簿上で「事業用口座」として管理すれば十分
以降は事業取引は必ず事業用口座を経由するように運用を徹底するのがポイントです回答日:2025-08-22
- 相田会計事務所
東京都文京区千石3-14-5パークハイム千石403
思い立ったが吉日ですので、すぐにでも分けていただいて何ら資料ありません。届出等も不要です。帳簿は、現時点の残高を忠実に反映する。
口座の動きで事業用のものは、売上や、経費科目に。私的なものはすべて事業主勘定にすれば良いので。回答日:2025-08-22
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