法人口座開設前の経費の仕訳について

お世話になります。
開業〜法人口座開設までに創業費・開業費・経費の立替を役員が行っており、その精算方法と仕訳について悩んでおります。

①一件一件経費精算書を作成し、通常の経費精算処理を行う必要がありますか。
それとも、資本金から経費を差し引きし、その残額を法人口座に振り替えるだけで良いですか。

②個人のクレジットカード経由のQRコード決済や現金払いにて、各種費用を支払っています。
それぞれの記帳タイミングと仕分け方法を教えていただけますか。

③家族名義の口座に事業の売上が振り込まれました。その際の仕分け方法を教えていただけますか。

以上、よろしくお願いいたします。

法人決算・申告

投稿日：2025/06/02
回答件数：1件

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税理士・会計事務所からの回答

橋本会計事務所
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①法人口座を開設したら、そこに資本金をまず入金する必要があります。資本金300万円であれば個人から300万円入金します。法人の経理は「預金300万円//資本金300万円」でスタートします。その後、開業費等の費用精算を行うことになります。よって資本金から差引く等はせずに、通常の経費精算処理でお願いします。
②個人名義のクレジットは使わないで下さい。法人名義のクレジットを作って、会社の経費は法人名義のクレジットで処理して下さい。クレジット決済口座も当然法人口座となります。
法人を設立した以上、個人と法人は峻別する様にお願いします。従来使っていた個人口座、個人クレジット、等で法人経費を処理することはしない様にお願いします。記帳タイミングについては、取引発生時の日時で仕訳する事になります。クレジット利用時の領収書日付でまず費用発生の仕訳を計上し、クレジット決済時に決済の仕訳をします、現金払いについては当然、領収書の日付で費用計上且つ決済の日付となります。
③必ず法人名義の口座に振り込んで貰えるようにして下さい。請求書に振込先法人口座を記入されていると思いますが、次回以降は法人口座に振り込んで貰えるように直接交渉して下さい。なお、家族名義の口座に振り込まれてしまった分については、「事業主貸//売上」の様にせざるをえませんが、家族名義口座から法人口座へ同額を振り込む事により、法人口座に反映させることをお勧めします。
④個人事業主から法人成りした場合、従来の個人事業主の預金口座やクレジットカードを今まで通りに使いがちですが、経理処理をいつまでも複雑化させる原因となります。必ず法人口座、法人クレジットを使うようにお願いします。法人化した以上、個人事業主時代のやり方とは決別しないと、いつまでも法人化したことにはなりません。特に役員報酬、給与の振込なども法人口座から個人口座へ振り込むようにお願いします。また、運転資金のやりくりに関しても、必ず法人口座を経由する様にして下さい。個人事業主時代の様に個人口座から会社経費を直接支払ってしまう様なことは厳禁となります。以上、お検討下さい。
回答日：2025-06-02
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