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駐車場修繕費の減価償却方法
貸アパートの駐車場集水枡設置工事費を減価償却費として処理すると管理会社から説明されました。建物の普通償却費は自動計算されてきます。説明では、費用÷耐用年数分の金額を足せば?よいような内容でした。具体的な入力方法をご教示ください。
- 投稿日:2025/03/01
- 回答件数:1件
税理士・会計事務所からの回答
- クレメンティア税理士事務所
大阪府大阪市天王寺区生玉前町3-25タマダビル705
駐車場の集水枡(雨水や排水を集める設備)の設置工事が資産に該当する場合、減価償却の対象となります。
1. 耐用年数の決定
駐車場の設備の耐用年数は、「減価償却資産の耐用年数等に関する省令」に基づき、以下のように分類されます。
集水枡などの排水設備(鉄筋コンクリート製)
→ 15年(構築物) 実際の耐用年数は工事内容によって変わる場合があります。
2. 減価償却の計算方法
集水枡の設置工事費が耐用年数15年と判断された場合、以下のように計算します。
(例) 集水枡設置工事費 150万円 / 耐用年数 15年 = 10万円/年
これを毎年の減価償却費として計上します。
3. 具体的な入力方法
管理会社が自動計算している「建物の普通償却費」に、この減価償却費を追加する形になります。会計ソフトによって入力方法は異なりますが、基本的には次の手順です。
資産登録
資産科目:「構築物」
取得価額:「集水枡設置工事費(例:150万円)」
耐用年数:「15年(資材による)」
償却方法:「定額法(個人事業主の場合)」
減価償却費の計算と仕訳(定額法の場合)
毎年の償却費 = 取得価額 ÷ 耐用年数×使用月数按分※
減価償却費 100,000円 / 構築物100,000円
※実際には取得した月によって12か月で月数按分する
例えば4/1取得なら、4-12月使用で9/12か月
以上です。回答日:2025-03-01