情報の非対称性
貸し手と借り手の情報の非対称性の問題が深刻になればなるほど、金融システムの不安定化の問題も深刻になりますか?なりませんか?
- 投稿日:2024/12/28
- 回答件数:1件
税理士・会計事務所からの回答
- 浅川太一税理士事務所
東京都杉並区高円寺北2-18-7千恵ビル402号
はい、貸し手と借り手の間の情報の非対称性が深刻になればなるほど、金融システムの不安定化の問題は深刻になります。
情報の非対称性とは、貸し手と借り手の間で情報量に差がある状態を指します。借り手は自身の返済能力や事業内容について、貸し手よりも多くの情報を持っているため、貸し手はリスクを正確に評価することができません。
情報の非対称性が深刻化すると、貸し手はリスクの高い借り手にも融資をしてしまう可能性があり、不良債権の増加に繋がります。また、貸し手はリスクを回避するために金利を引き上げたり、融資を抑制したりするようになり、経済全体の資金循環が悪化する可能性もあります。
このように、情報の非対称性は、金融システムの安定性を脅かす要因の一つと言えるでしょう。
浅川太一税理士事務所・スタッフ 中野回答日:2024-12-30