資金

    金融市場において貸し手と借り手の間で情報の非対称性がない場合、資金の貸し手は、借り手の情報属性に応じて貸出金利を決めることが可能ですか??

    • 資金調達・補助金・助成金
    • 投稿日:2024/10/25
    • 回答件数:1

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    税理士・会計事務所からの回答

    • 浅川太一税理士事務所シルバー

      東京都杉並区高円寺北2-18-7千恵ビル402号

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      いいえ、金融市場において貸し手と借り手の間で情報の非対称性がない場合、資金の貸し手は、借り手の情報属性に応じて貸出金利を決めることはできません。

      情報の非対称性がないということは、貸し手は借り手の返済能力やリスクに関する情報を完全に把握しているということです。この場合、貸し手はすべての借り手に対して、リスクに見合った同一の金利を適用することになります。

      例えば、借り手Aと借り手Bがいて、両者の返済能力が全く同じだとします。情報の非対称性がない状況では、貸し手はAとBのリスクを正確に評価できるため、両者に同じ金利で貸し付けを行います。

      逆に、貸し手が借り手の情報属性に応じて貸出金利を変えているということは、情報の非対称性が存在していることを意味します。貸し手は、情報が少ない借り手に対しては、リスクが高いと判断し、高い金利を要求する可能性があります。

      情報の非対称性がない理想的な市場では、金利は市場全体のリスクプレミアムと資金の需給関係によってのみ決定されます。

      ただし、現実の金融市場では、情報の非対称性は常に存在します。貸し手は、借り手の信用リスクを評価するために、様々な情報収集や審査を行います。その結果、借り手の属性によって貸出金利が異なることは、一般的な現象と言えるでしょう。
       
       
       
      浅川太一税理士事務所・スタッフ 中野

      回答日:2024-10-27

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